fc2ブログ
  JET日本語学校公式ホームページ(to Official Page) / ブログのトップページ(to Blog Top Page)

Google Translate:  한국어로 표시 /  中國語翻驛 /  Translate to English

私は公園で寝るのが好きです

初級の学生が「~のは」「~のが」「~のを」という文型を勉強しました。

ある学生が「自分について書きましょう」という課題で以下のように書きました。
3ヶ月前「あいうえお」を勉強していた人がこんな冗談も書けるようになりました。


私は公園で寝るのが好きです。
公園のベンチはせまくてかたいですが、おもしろいです。
毎晩いろいろなところで寝るのが好きです。顔を洗うのは噴水池です。
公園のトイレは私のです。私が寝るのは電気が消える時間です。
毎朝、私は鳥に起こしてもらいます。
一番嫌いなのは時々虫と一緒に寝ることです。

立ちはだかる言葉の壁との出会い

曾健朗(香港)

 読書会に出ようと考え始めたのはJET に通い始めて三ヶ月あ まりのことだった。小説を読むのには慣れてきたが、人と読ん だ本について話し合うのはあまりにもチャンスが少なさ過ぎる。 もともと香港でも日本の小説が好きな友達がいないし、日本語 学校の中でもなかなか読書を好む人と出会わない。そんな中で 私は偶然にmixi というサイトで読書会を開いているサークルを 見つけた。自分の半人前の日本語力への不安もあって、逡巡し ながらも2月末の読書会に申し込んだ。

 読書会というのも様々なやり方があって、私が参加したのは 事前に読み終わった課題本についての感想や疑問を語り合うも のだ。課題の本はイタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino)の『見 えない都市』で、マルコ・ポーロがフビライ汗にさまざまな空 想都市について語る小説だ。内容が難しい上に、自分の日本語 能力の不足もあって、読書会当日までその難解さで手を焼いて いた。

 かろうじて課題本を読了し、次の難関へ向かった。読書会の 司会の要望で、参加者は小説の中に登場した50 以上の都市の中 で三つのお気に入りを選ばなければならない。建物が何一つな く水道管だけで築き上げられた都市の話から、今の生活に飽き て全市を挙げて新しい都市を隣に建て上げ、市民全員が新しい 生活を始める都市の話まで、八人で2時間ぐらい話し合った。 初めて日本人の日常的な会話の場に身を置くことで、今まで にない衝撃を受けた。会話を何とか聞き取ったものの、自分の 会話力と表現力は穴だらけだと強く感じた。今まであまり実感 できなかった言葉の壁の厚さがしみじみと心に沁みた一日だっ た。

(JET通信68号 2012/05/14)

学生の作文

初級クラスは「あいうえお」から日本語の勉強を始めました。

このあいだ、初級クラスで作文を書きました。
書く内容は消したいものについてです。

「白髪を消したい」「悪い政治家を消したい」「叱られた記憶を消したい」
「私は悪い経験も全部消したくない。It's my life!」等々。

数ある作文の中から一つ、以下にご紹介します。
4ヶ月前に日本語の勉強を始めたばかりにしては、
なかなかよく書けていると思いませんか?



消したいものは「人の悲しみ」

李 華龍 

 「人の悲しみ」。私が消したいものは「人の悲しみ」。

 世界で、三秒に一人死にます。アフリカではたくさんの人が食べ物を食べられませんから。とても悲しいです。

 お金持ちは毎回食事時間、高い食べ物を食べないで食べ物を捨てています。そのニュースを聞いて、私はがっかりします。

 そして、地震と原爆と自然災害と戦争で人が亡くなっています。神様、世界の人の悲しみを消してください。

日本のアマチュアオーケストラ

カシュル・アヌル(トルコ)

 皆さん、どんな音楽が好きですか。私はロックとクラシック音楽に興味があります。ひまな時、ロックよりクラシック音楽のコンサートに行くのが好きです。なぜなら、一番の理由を考えたら、音楽ホールの雰囲気がいいからです。演奏している人たちの姿を見ながら聴くと、心からいい印象を受けます。それに、どんなにいい機械やCDプレーヤーで聴いても、コンサートと同じようにいい質の音で聴くことはできません。

続きを読む

ついに富士山を制覇

于 培賢(台湾)

 20年くらい前に飛行機で空から初めて富士山を見ました。綺麗な富士山の全景を見てびっくりしました。その日はほんとうにいい天気でした。青い空、大きいみどり色の山、山頂の白い雪、完璧なハーモニーを持った自然の絵でした。そのときに将来機会があったら、ぜひ富士山へ行きたいと思いました。

 それから5年後、ツアーで日本へ旅行に来ました。天気は曇りでした。でもバスが富士山の五合目の山道まで来たとき、太陽が出ました。その瞬間、大きい声で「富士山が見えた!富士山が見えた!」とだれかが言いました。ツアーグループの全員が山を見ようとバスを降りました。しかしまた雲が多くなったので1分しか富士山を見ることができませんでした。ほんとうに残念でした。

続きを読む

桜はただ咲いているだけ。なのに美しい。

ハストヤさんはJETの卒業生で、現在ウェブサイト運営会社に勤務しています。
2011年3月11日、東北関東大震災を東京で経験しました。
以下はJETの得猪先生宛に送られてきたメール。


ハストヤ(99年3月卒業・内モンゴル)

チンギスハンの名言にこんなのがあります。
「遠いと思うな、歩けば着く。
 重いと思うな、取れば持てる。」


あの日(金曜日)私はこの言葉を呪文のように唱えながら、
赤坂見附から埼玉の蕨の家に歩いて帰った。6時間30分の長い旅であった。

続きを読む

Sakura は、またいつか咲く...

頼玫君さんは大学卒業後、
貿易会社勤務のかたわら通訳案内士の資格を取り、時々添乗員の仕事もしています。
2011年3月11日、台湾のお客さんを空港に送って行った時に地震に遭いました。
その時のことを書かずにいられなくて、何年かぶりに日本語で書いた作文とのこと。


2011年3月20日
頼玫君(01年3月卒業・台湾)

東北大震災発生から九日間が経つが、
今でも救援隊は懸命に行方不明者を探し、
被災者の方々はまだ避難所で
不安な毎日を過ごしている。
福島原発事故も危険な状態に置かれていて
このような悲惨な映像が毎日目に入る。

東京にいる私も
毎日余震が続き、
スーパーや薬局に物資が行き届いてない、
ガソリンも売り切れ、
放射線漏れの影響で怯える人々

....の中の一人だ。
この地で生活して12年しか経っていないけど、
地震なんて日常茶飯事で慣れているのに
大きな災害に遭い慌てている
こんな日本を見るのが初めてで
悲しくてショックを隠せなかった。

しかし

日本にいるからこそ
色々と勉強させられることがたくさんあった。

続きを読む

初めて知った。お風呂を一緒に使うことを…

2010年12月30日から2011年1月2日まで、
焼津国際交流「黒潮」のホームステイプログラムがありました。
このプログラムに参加して静岡県へ行った兪嘉英(韓国)さんが感想を書いてくれました。
とても日本的な正月の過ごし方が体験できたようです。
また、日本の家庭の中で毎日様々な発見があったようです。



12月30日、
福井さんのお宅は島田市で、焼津駅と少し離れている距離にあった。家に行く時、「蓬莱橋(ほうらいばし)」というUNESCOに登録された世界中で一番長い橋を見た。本当に長かったが、寒くてちょうど半分まで行って帰った。

夕ご飯でキムチチヂミとお好み焼きと焼きそばを鉄板の上で作って食べた。自分で作って食べるから、普通の時よりもっとおいしかった。また、静岡だけの黒いはんぺんを食べた。東京では普通白い物をはんぺんと呼ぶけど、静岡では黒い物をはんぺんと言うと教えられた。

そして、ご飯の後には必ずお茶! 売っているお茶より家で直接入れたお茶の方がもっとおいしかった。お茶を入れる担当は福井さんだった。それから、家族と皆で人生ゲームもした。複雑なやり方だったが、頭がすっきりした。

そして、一番驚いたことはお風呂を家族みんなが使うことだった。1日目、私が一番にお風呂に入ることになって、終わってから新しい水を入れ替えている途中、マキさんが「替えなくてもいいよ」って言ってくれて、その時初めて知った。
お風呂を一緒に使うことを ^・^

続きを読む

文楽を鑑賞して 真っ黒の夜にオーロラのような光線

2010年12月9日、文楽鑑賞教室へ行きました。
文楽鑑賞教室の感想をアンドルー(カナダ)さんが書いてくれました。
アンドルーさんは中国語のみならず英語も分かるので、三言語で書いてもらいました。


アンドルー

December 9th, as it had always been on the other winter days, the weather was cloudy and frosty. In the lobby of a ten-storied building near JR Itabashi station, there stood around ten foreigners. They are, including myself, the students of JET Academy’s students, and this is our first contact with Bunraku.

Arriving at the National Theatre, it took only a little time for the starting bell to chime after we took our seat. With the darkening of the lights the noise of the audience sank into dead silent. In the darkness, as if the aurora of the arctic, a flash of light shined the stage, with the voice of the soprano Daifu started to tell the tale.

Whether it is the pale face of the doll that specially stood out from the dark background or the delicate movement that were unable to see from over ten metres, both of them drilled deeply into my memory. The slow tempo and the not very impressing story however became one of the most precious memories in my times in Japan.

Leaving the theater, once again surrounded by the low temperature, the harsh breath from the north echoed in my ear. Nothing special to be happy about but just somehow, felt relaxed. This might also be one of the attracting points of Bunraku. To those who yet Japanese isn’t very fluent, Bunraku isn’t a recommendation, but since studying in Japan, Bunraku is one thing you can’t miss.

続きを読む

富士山~河口湖 観光

以下は、沈泰宇(台湾)さんの日記です。


11月28日(日曜日) 晴れ

 きのう、William君とケリちゃんとケリちゃんの友達と一緒に電車で富士山を見に行った。河口湖駅で、バスに乗り換えて、富士山五合目へ行った。寒かったから、富士山に登らないが、バスで五合目まで行くことができた。五合目に郵便局やレストランがあった。木の葉書を買って、ポストに出した。富士山はとてもきれいだったが、寒かった。午後1時は-1℃だった。きのうの晩は河口湖の近くの旅館に泊まった。旅館でおいしい晩ご飯を食べてから、温泉に入った。気持ちがよかった。

 きょうの午前中、遊覧船に乗って、河口湖を観光した。それから、ロープウェイに乗って、天上山公園へ行って、富士山を見た。昼ご飯を食べてから、バスで西湖を観光した。それから、電車で新宿へ帰った。台湾の友達と池袋の居酒屋で食事をした。この週末は疲れたが、とても楽しかった。



沈さんは今秋から初級クラスで勉強を始めたばかりで、まだ来日2ヶ月です。
とても熱心に勉強する学生で、彼が書く文はほとんど誤りがありません。
また、休日には友達と色々な所へ出かけて、日本を満喫しているようです。
今週末はクラスメイトと一緒に日光旅行を計画しているとのこと。
これからも一生懸命勉強し、大いに遊び、日本の留学生活を楽しんでもらいたいです。
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

JET Academy

Author:JET Academy
JET日本語学校公式ページへ

 東京都知事から学校法人の認可を受けている「正式な学校」です。文部科学大臣指定の準備教育機関校でもあり、大学や大学院進学希望者のための特別コース(進学科)もあります。進学校として高い評価を受けています。
 課外授業やホームステイなど、日本体験プログラムも数多く用意。明治大学を中心とした日本人大学生との交流も盛んです。

最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード