これぞ語学学習のお手本
2009年10月28日 早稲田大学川口芸術学校に進学したジュディさん(韓国)が、映像文化学科の授業の一環でドキュメンタリー番組を制作するため、JETに取材を申し込みに来た。粟野先生の多読授業をこれから1ヶ月以上にわたって取材する。
ジュディさんと言えば、2007年の校内スピーチ大会での優勝者だから、在学中から抜群だったのだが、今日は一段と磨きがかかっていたように感じた。
取材の趣旨をていねいに説明するジュディさんの日本語は、発音も文法も、微妙な言葉の選び方もほぼ完ぺき。
「ますます上達したね」と言ったら謙遜していたものの、よくよく話を聞いてみると、日々の努力は並々ならぬものだった。今日、こうやって親しい教師と話すときでも、前の晩にちゃんと練習してきたという。
専門学校の授業でディスカッションなどがあると、その場でうまく言えなかったことを、家に帰ってからよく反省し、次の機会には必ず言えるようにしているそうだ。まさに語学学習のお手本。外国語を学習する場合だけでなく、母国語でもこの訓練は大切ですね。