結婚とは
「2014 JET日本語学校 スピーチコンテスト 優秀賞」
竇建文 (台湾)
結婚というのは二人が一緒に生活することです。皆さんにとって結婚とはどんな印象でしょうか?多分今席にかけている皆さんは学生なので、まだ結婚していないと思いますが、私は結婚しているグループの一員なんです。しかも、国際結婚しているグループの一員です。それで、みなさんにとって、国際結婚とはどんなイメージでしょうか?
まず、結婚がどんなものかというと、二人で生活したり、物事を決めたり、お互いに相手の為に頑張ったりするものです。 私は結婚して以来、いろいろな体験をしました。不快な違和感とか、ちゃんと工夫するとか、けんかするなど。今思い出しても、うれしかったり、辛かったりして、いろいろな味を一度に食べたような感じでした。
例えば、生活習慣は大きな違和感です。私はいつも起きた後布団を畳まないで出かけたり、大きい声でしゃべったり、家を掃除しないで生活したりしています。しかし、妻は正反対で、大変上品な人です。布団を畳んで出かけたり、静かにしゃべったり、掃除したりすることは基本中の基本です。ですから、強い違和感が出てきました。
違和感があった時にやはり自分の態度を調整するしかありません。順調に生活できるように、たくさん我慢したり、コミュニケ-ションしたり、違う習慣を尊重したりしなければなりません。そうすると、最初は合わないと言ってもどんどん合うようになります。
それはそれとして、よく聞かれる質問は、「普通の結婚生活がこんなに大変なら、国際結婚はもっと大変でしょう?」というものです。
実は、本当にたいへんです。たった今話したことだけでなく、言葉の問題がかなり厳しいです。特に私の場合は、妻は中国語を喋れますが、私は日本語をうまく喋れません。それで、けんかが起きやすくなります。
例えば、日本語のえんぴつと中国語のボールペンの発音が似ています。日本語の「ボールペン」、中国語では「エンツピ」と言います。ある時、妻は“鉛筆を取って”と言ったのに、私は間違ってボールペンを取ってしまいました。最初は気にならない程度でしたが、同じのようなことが何回も繰り返し起きて、こんなに小さい問題がきっかけでけんかしてしまいました。
「何回も何回も間違えるのね。ちゃんと覚えてるの?」「だって、発音が似てるから、私のせいじゃないよ」「じゃ、なぜ私は間違わないの?」「…」こんなことは、本当につらくて仕方がないんです。
国際結婚して、その後離婚した理由を調べると、やはりコミュニケ-ションできるかどうか、これが一番重要な問題だということです。
けれども、愛情は微妙なものなんです。時々、言わなくても考え方が伝わります。こんな経験、皆さんも多少体験したことあるでしょう。
言葉より心で接するのがもっと大切なことです。心で接するというのは、自分より相手の方をもっと大切にする気持ちを持って、相手を迎えに行ったり、相手のために料理を作っておいたり、相手のために日本語をせっせと勉強したりすることです。こんな生活の中の小さいこと、まるでゴマみたいな小さいことも続けてすれば、言葉で言わなくても相手は私の心を理解できると思っています。
例えば、私は自然な景色が好きですが、妻はショピングが好きです。旅行を手配する時、お互いに言わなくても半分買い物半分景色を見に行くスケジュールを手配する。これは心で接することです。
今、私は知っています。結婚とは、一人でなく、二人で生活して、相手を自分と同じように愛して尊重して、大切なものを守ることなんです。
皆さんも是非、愛して尊重して、大切なものを、守りたい人を探しましょう。
竇建文 (台湾)
結婚というのは二人が一緒に生活することです。皆さんにとって結婚とはどんな印象でしょうか?多分今席にかけている皆さんは学生なので、まだ結婚していないと思いますが、私は結婚しているグループの一員なんです。しかも、国際結婚しているグループの一員です。それで、みなさんにとって、国際結婚とはどんなイメージでしょうか?
まず、結婚がどんなものかというと、二人で生活したり、物事を決めたり、お互いに相手の為に頑張ったりするものです。 私は結婚して以来、いろいろな体験をしました。不快な違和感とか、ちゃんと工夫するとか、けんかするなど。今思い出しても、うれしかったり、辛かったりして、いろいろな味を一度に食べたような感じでした。
例えば、生活習慣は大きな違和感です。私はいつも起きた後布団を畳まないで出かけたり、大きい声でしゃべったり、家を掃除しないで生活したりしています。しかし、妻は正反対で、大変上品な人です。布団を畳んで出かけたり、静かにしゃべったり、掃除したりすることは基本中の基本です。ですから、強い違和感が出てきました。
違和感があった時にやはり自分の態度を調整するしかありません。順調に生活できるように、たくさん我慢したり、コミュニケ-ションしたり、違う習慣を尊重したりしなければなりません。そうすると、最初は合わないと言ってもどんどん合うようになります。
それはそれとして、よく聞かれる質問は、「普通の結婚生活がこんなに大変なら、国際結婚はもっと大変でしょう?」というものです。
実は、本当にたいへんです。たった今話したことだけでなく、言葉の問題がかなり厳しいです。特に私の場合は、妻は中国語を喋れますが、私は日本語をうまく喋れません。それで、けんかが起きやすくなります。
例えば、日本語のえんぴつと中国語のボールペンの発音が似ています。日本語の「ボールペン」、中国語では「エンツピ」と言います。ある時、妻は“鉛筆を取って”と言ったのに、私は間違ってボールペンを取ってしまいました。最初は気にならない程度でしたが、同じのようなことが何回も繰り返し起きて、こんなに小さい問題がきっかけでけんかしてしまいました。
「何回も何回も間違えるのね。ちゃんと覚えてるの?」「だって、発音が似てるから、私のせいじゃないよ」「じゃ、なぜ私は間違わないの?」「…」こんなことは、本当につらくて仕方がないんです。
国際結婚して、その後離婚した理由を調べると、やはりコミュニケ-ションできるかどうか、これが一番重要な問題だということです。
けれども、愛情は微妙なものなんです。時々、言わなくても考え方が伝わります。こんな経験、皆さんも多少体験したことあるでしょう。
言葉より心で接するのがもっと大切なことです。心で接するというのは、自分より相手の方をもっと大切にする気持ちを持って、相手を迎えに行ったり、相手のために料理を作っておいたり、相手のために日本語をせっせと勉強したりすることです。こんな生活の中の小さいこと、まるでゴマみたいな小さいことも続けてすれば、言葉で言わなくても相手は私の心を理解できると思っています。
例えば、私は自然な景色が好きですが、妻はショピングが好きです。旅行を手配する時、お互いに言わなくても半分買い物半分景色を見に行くスケジュールを手配する。これは心で接することです。
今、私は知っています。結婚とは、一人でなく、二人で生活して、相手を自分と同じように愛して尊重して、大切なものを守ることなんです。
皆さんも是非、愛して尊重して、大切なものを、守りたい人を探しましょう。