夢ではなく、現実だ
2015年JET日本語学校 スピーチコンテスト 努力賞
「夢ではなく、現実だ」
陳映慈 (台湾)
みなさんが日本に留学に来ることを決めた時はどんな状況でしたか?どんな気持ちを持っていましたか?
私の場合はちょっと劇的で、留学を決めたのはとても突然でした。また、辛うじて勇気を振り絞ってからの決定でした。去年大学を卒業した私はある会社に防犯カメラを売る営業として就職しました。 その会社には毎週セールスの技術を測るテストがあって、合格できないと、クビにさせられてしまう、とても厳しい会社でした。また、仕事の内容も働く時間も大変でした。毎日夜10時から2時まで何度もアメリカの会社に電話して交渉しなければなりませんでした。会社も厳しいし、セールスの仕事も自分の性格に全然向いていないし、あの時の私はとても苦しくて、毎日笑えませんでした。しかし、自分が他にしたいことがわからなかったし 、給料は高かったので、どんなに苦しくても、我慢していました。
ある日の昼休みに、Eliasという、ホンジュラスから来た同僚とお喋りしました。その時の自分の状況や気持ちなどを彼に伝えました。 「これは現実だから、しょうがないなあ。」すると、彼は「いや、そうじゃない」と言いました。「ここの大多数の人にとって、現実はできるだけ多くのお金を儲けることだ。彼らが一番ほしいのはそういうものだ。だから、それが彼らの現実だ。現実は自分が一番ほしいものはずだ。で、あなたの現実は何?」と私に聞きました。つまり、彼は現実というのは、今の状況や制限でしなければならない事ではなく、自分の心の中で一番やりたい事だと言うのです 。現実は、やりたい事の障害はずになってはいけないと彼が教えてくれました。初めてそんなことを言われた私は、突然頭が真っ白になりました。「私が一番ほしいのは何だろう?」全然分りませんでした。一度もそんなことを考えたことがなかったです 。
そして、Eliasは自分の話を私にしてくれました 。彼は小さい頃からずっと外国へ留学したいと思っていました。しかし、彼の家の経済力はそれを許しませんでした。彼が大学三年生の時、偶然ある留学の奨学金の情報を見ました。彼が応募するつもりだと知ると、周りの親友みんなが反対しました。しかし、彼の決意は変わりませんでした。ずっと望んでいたことだったので、他の人にとってそれはバカのように夢を追うことでも、Eliasにとってそれは夢ではなく、現実だったのです。そして、彼は奨学金をもらい、台湾に来て、 勉強を始め、卒業したときは27歳でした。
彼の話を聞いて、私が「あなたはその時台湾に来た後のこと、例えば就職のことなど考えていたの?」と彼に聞くと、彼は「考えていなかった」と答えました 。さらに「怖くないの?」と聞くと、彼は「ずっと同じところで考えるだけで、試さなかったら、ただの時間の無駄だろう? 本当にやりたいことなら、やるべきだ! その後のことについての答えは自然に見つかるはずだ 。」と私に言いました。そして、私は気がつきました。自分が一番やりたい事がわかったら、迷わずするのが一番大切なことです。勇気をもって試したら、次の道が自然に目の前に現れます。彼の話を聞いて、自分が本当に何を望んでいるかを初めて真剣に考え始めました。そして、気がつきました。すでに日本で生活をしている友達の近況を知るたびに、泣くほど羨ましくなりました。そして、すぐに「日本に行きたい」という心の声が聞こえました。何度も何度もきちんと考え、両親と相談し、私は会社をやめ、日本に来ました。私がどうしてもやりたいのは、つまり私の現実は、日本に来て日本語を勉強して日本人のようにうまく使えるようになることです。日本にいる間、一生懸命頑張って、この学校を卒業したら、次に何をするか自然にわかると確信しています!ちなみに、Eliasさんは自分の会社を作るために、今も厳しい会社で頑張っています。みんなさんの現実は、なんでしょうか?
「夢ではなく、現実だ」
陳映慈 (台湾)
みなさんが日本に留学に来ることを決めた時はどんな状況でしたか?どんな気持ちを持っていましたか?
私の場合はちょっと劇的で、留学を決めたのはとても突然でした。また、辛うじて勇気を振り絞ってからの決定でした。去年大学を卒業した私はある会社に防犯カメラを売る営業として就職しました。 その会社には毎週セールスの技術を測るテストがあって、合格できないと、クビにさせられてしまう、とても厳しい会社でした。また、仕事の内容も働く時間も大変でした。毎日夜10時から2時まで何度もアメリカの会社に電話して交渉しなければなりませんでした。会社も厳しいし、セールスの仕事も自分の性格に全然向いていないし、あの時の私はとても苦しくて、毎日笑えませんでした。しかし、自分が他にしたいことがわからなかったし 、給料は高かったので、どんなに苦しくても、我慢していました。
ある日の昼休みに、Eliasという、ホンジュラスから来た同僚とお喋りしました。その時の自分の状況や気持ちなどを彼に伝えました。 「これは現実だから、しょうがないなあ。」すると、彼は「いや、そうじゃない」と言いました。「ここの大多数の人にとって、現実はできるだけ多くのお金を儲けることだ。彼らが一番ほしいのはそういうものだ。だから、それが彼らの現実だ。現実は自分が一番ほしいものはずだ。で、あなたの現実は何?」と私に聞きました。つまり、彼は現実というのは、今の状況や制限でしなければならない事ではなく、自分の心の中で一番やりたい事だと言うのです 。現実は、やりたい事の障害はずになってはいけないと彼が教えてくれました。初めてそんなことを言われた私は、突然頭が真っ白になりました。「私が一番ほしいのは何だろう?」全然分りませんでした。一度もそんなことを考えたことがなかったです 。
そして、Eliasは自分の話を私にしてくれました 。彼は小さい頃からずっと外国へ留学したいと思っていました。しかし、彼の家の経済力はそれを許しませんでした。彼が大学三年生の時、偶然ある留学の奨学金の情報を見ました。彼が応募するつもりだと知ると、周りの親友みんなが反対しました。しかし、彼の決意は変わりませんでした。ずっと望んでいたことだったので、他の人にとってそれはバカのように夢を追うことでも、Eliasにとってそれは夢ではなく、現実だったのです。そして、彼は奨学金をもらい、台湾に来て、 勉強を始め、卒業したときは27歳でした。
彼の話を聞いて、私が「あなたはその時台湾に来た後のこと、例えば就職のことなど考えていたの?」と彼に聞くと、彼は「考えていなかった」と答えました 。さらに「怖くないの?」と聞くと、彼は「ずっと同じところで考えるだけで、試さなかったら、ただの時間の無駄だろう? 本当にやりたいことなら、やるべきだ! その後のことについての答えは自然に見つかるはずだ 。」と私に言いました。そして、私は気がつきました。自分が一番やりたい事がわかったら、迷わずするのが一番大切なことです。勇気をもって試したら、次の道が自然に目の前に現れます。彼の話を聞いて、自分が本当に何を望んでいるかを初めて真剣に考え始めました。そして、気がつきました。すでに日本で生活をしている友達の近況を知るたびに、泣くほど羨ましくなりました。そして、すぐに「日本に行きたい」という心の声が聞こえました。何度も何度もきちんと考え、両親と相談し、私は会社をやめ、日本に来ました。私がどうしてもやりたいのは、つまり私の現実は、日本に来て日本語を勉強して日本人のようにうまく使えるようになることです。日本にいる間、一生懸命頑張って、この学校を卒業したら、次に何をするか自然にわかると確信しています!ちなみに、Eliasさんは自分の会社を作るために、今も厳しい会社で頑張っています。みんなさんの現実は、なんでしょうか?